油谷宇津賀・向津具エリア
油谷宇津賀・向津具エリアは、荒々しい日本海と波穏やかな油谷湾が存在し、漁業が盛んな地域で、山間部では畜産業・農業も盛んに行われています。この地域の特徴は、向津具半島を中心に広がる約600ヘクタールもの一大棚田地帯です。日本の棚田百選にも選ばれ、田植えの時期になると、その美しい光景をカメラに収めようと、毎年多くのカメラマンが足を運びます。また、手つかずの自然が多く残るエリアのため、この自然に惚れ込み移住してくる方も多くいらっしゃいます。
PICK UP
元乃隅神社
元乃隅神社(もとのすみじんじゃ)は、昭和30年に、地域の網元であった岡村斉(おかむらひとし)さんの枕元に現れた白狐のお告げにより建立されました。
商売繁盛、大漁、海上安全は元より、良縁、子宝、開運厄除、福徳円満、交通安全、学業成就などのご利益があるといわれてます。昭和62年から10年間かけて奉納された123基の鳥居が、龍宮の潮吹側から100m以上にわたって並ぶ景色は圧巻です。
神社敷地内にある高さ約6mの大鳥居の上部には賽銭箱が設置されており、見事、賽銭を投げ入れることができたら願い事が叶うと言われています。
東後畑棚田
長門市油谷地区では、本州最西北端の向津具半島を中心に約600haもの一大棚田地帯が広がっております。1999年に農水省が発表した「日本の棚田百選」では、当時全国117市町村、134地区の棚田とならんで油谷の東後畑地区にある棚田が選ばれました。 棚田は通常山間部にあることが多いのですが、この地区は半島部分の丘陵地が海岸近くまで迫っているため、眼下に日本海を望むことができます。
大浜海水浴場
透き通った青い海ときれいな砂浜が広がる海水浴場。海水浴シーズンには県内外から多くの海水浴客で賑わいます。日本海特有の波が押し寄せ、サーファーにも人気があります。
棚田の花段
長門市油谷向津具半島一帯は、昭和50年代までは約25,000枚の棚田で埋めつくされていました。しかし、棚田での生産労働に対する対価が見合わないことや、高齢化、後継者不足、過疎化などといった要因も重なり、耕作放棄地が年々と増えつづけ、荒廃していく棚田はかつての里山の風景を変えてしまいました。そこで、棚田を活用し、自然と共に人が賑わう元気な地域を創出するために、2019年に耕作放棄地の開墾を開始。「棚田の花段」を通じて様々な事業化が図られています。