先輩移住者紹介~近藤将基さん~
( 長門湯本温泉の開発・開業プロジェクトに対する熱い思いに触れ、真っ先に訪れた長門湯本温泉は
これまで感じたことのない魅力に溢れた素敵な場所でした。)
「一度、”温泉街”で暮らす、もアリかも!」
近藤 将基(こんどう まさき)さん 20代 愛知県からIターン
SOIL Nagatoyumoto 開業準備チーム
・これまでの暮らし、どのようなお仕事をされてきましたか?
愛知県で生まれ育ち、地元の大学に進学しましたが、もっと広い世界を見てみたいと、大学時代にワーキングホリデーを利用し、オーストラリアに1年滞在しました。多国籍な人々との交流を通じて、異文化コミュニケーションの面白さと奥深さに触れるという貴重な体験をした後、北九州の海運会社に就職しましたが、自分のやりたいこととはちょっと違う・・・もっとこう、人と人との繋がりを感じて生きていきたい。自分が本当にやりたい仕事は何だろう?と考えた時に、「ゲストハウスおもしろそうだな!」という思いが前々からあったことから、まずは働いてみよう!と北九州にある「Tanga Table(タンガテーブル)」という、北九州のまちの隠れた魅力を、旅する人に伝えたい。という想いから生まれたゲストハウスで働き始めました。
・移住のきっかけは?(なぜ長門市に?)
ゲストハウスで働き始めて、改めて自分の好きなことが明確になってきました。僕の場合は、
・人と関わる仕事が好き。
・人と地域と繋がる仕事が好き。
・人と人を繋げることが好き。
そんな時、友人が送ってくれたPodcastを聴いて、いまお世話になっている“株式会社Staple(ステイプル)”の存在を知りました。「徒歩20分圏内で街の魅力を引き出す場所を作る」というステートメントに強く惹かれ、Stapleの子会社である「株式会社しおまち企画」に入社し、ローカル複合施設「SOIL Setoda」を通じ、広島県の瀬戸田にて、フロント業務、イベント運営、アクティビティの提供などを行っていました。
そんなある日、約1か月の東京出張にて、Stapleの代表から、長門湯本温泉の開発・開業プロジェクトに対する熱い思いに触れ、「いつかは開業案件に携わりたい!」と思っていた僕は、真っ先に長門湯本を訪れました。グーグルマップ上で見たときは、なんて辺鄙なところなんだろうと思って見ていたのですが、一歩足を踏み入れた僕は、その土地の持つ魅力に一気に惹かれました。「一度、“温泉街”で暮らす、もアリかも!」と好奇心が芽生え、長門湯本温泉での開業プロジェクトに参加することを決めました。
・住まいはどのようにして探しましたか?
しばらくは広島と長門湯本を行き来しながら「SOIL Nagatoyumoto」の開業準備を進めていたのですが、来るたびに長門市のことを好きになっていきました。地域の人もあたたかく、先輩移住者さんとお話しする中で、皆さん、長門を好きになって、移住してきて、長門湯本温泉を盛り上げたいという熱い思い、そこに住んでいる方々が本当に長門湯本を愛していることを感じ、自分も皆さんと一緒に長門湯本での暮らしを共有したいとより思いました。長門市の中でも長門湯本温泉街に住むと決めてから、地域の人に相談したところ、今の家を紹介してもらうことができました。家を探していた時期に、長門湯本に代々伝わる「湯本南条踊り」という地域の伝統の舞があるのですが、お祭りに僕達開業メンバーも特別に参加させてもらうことができ、今住んでいる家の大家さんともご一緒させていただきました。「この人なら良いよ。」と、家を貸してもらうことができました。受け入れてくれたことが、とても嬉しかったですね。
・長門の人・風土の印象は?
長門湯本温泉は約600年の歴史を持つ温泉と言われていて、立ち寄り湯「恩湯」には住吉大明神が祀られているのですが、温泉に入るときには毎回手を合わせて入る地元の方も多く、当たり前のものに感謝するという姿勢が、すごく素敵だなと思いました。外の人にも温かいのは、この温泉があるからだろうなと思いました。
また、長門は食べ物も美味しくて、生産者さんの顔が見える商品が多いと感じます。お米は「恩湯」にいらっしゃる山本さん(ながとで暮らす人)のお米を買わせてもらっているし、長門市の油谷湾で「塩づくり」をされている「百姓庵」も実際に工房に見学に行かせてもらったりして、どこでどんな風に食べるものが育っているのかということを身近に感じられる場所だなと思います。
・長門市での暮らしはいかがですか?
一日の終わりに「恩湯(おんとう)」に入るのですが、それだけで、僕はここに住んで良かったとすごく思います。暮らしの中に、あたり前に温泉があるって特別なことですよね。マイ温泉かごを持つのが夢だったので、夢が叶いました(笑)。毎日が贅沢で、暮らしが豊かだなと感じる日々です。
僕はよく一人で市内にある「大阪屋」という居酒屋に行くのですが、カウンターに座って、新鮮なお魚を食べながら、オーナー夫妻と「最近どう?」みたいな、たわいもない会話をする時間も、すごく居心地がいいです。
日常に温泉があって、新鮮な海の幸に、温かい人たち、長門市での暮らしを満喫していますね!
・新たな地での次なる挑戦は?
僕たちが今開業準備を進めている「SOIL Nagatoyumoto」ですが、今まで関わってきた運営の規模とは大きく異なるスケール、考え方や視点、運営の中では感じることができていなかった細部にまで気を配りながらの開発経験は、まさに学びだらけの日々で、そんな中でも、周りには開業経験のあるチームメンバーや社内のサポートチームなど心強い諸先輩方がいてくれて、叱咤激励とアドバイスを受けながらプロジェクトを前進させることができ、それを通して自分自身の成長を感じる、そんな最高にありがたく、刺激的な毎日をもらっています。
僕はアクティビティ担当で、まちをどれだけ知っているかが大切になってくると思うので、「SOILの近藤君に聞けば、この街の楽しみ方知ってるよ。」みたいな、湯本温泉の、長門市のコンシェルジュみたいなポジションを目指して頑張ります!
・SOIL Nagatoyumotoの紹介
観光地にありがちな、宿泊者以外が入ることができる施設が少ない中で、僕たちは、サウナやレストランをはじめ、宿泊者以外の方も立ち寄れる、まちに開いた施設として、地元の方や日帰りで観光に来た方が気軽に利用できる施設を目指しています。サウナだけ、レストラン利用だけとかでも全然OKです!飲食店は薪窯で焼き上げるピザが楽しめるイタリアンレストランができます!従業員も絶賛募集中で、ホテルのフロント、レストランキッチン・接客、清掃、アクティビティのツアーガイドをメインに募集しています。未経験の方も大歓迎です。一からしっかり教えます!長門市が好きな方、温泉街で働くことに興味がある方はいつでもお気軽にお問い合わせいただければと思います。
・地方移住が気になっている方へのメッセージをお願いします
長門湯本はなんでもできる場所です。長門湯本はこれからもっともっと面白くなっていく場所だと思います。仲間もたくさんいます。親身になってくれる地域の人もたくさんもいます。実際に僕が足を運ぶ中で、そこは感じた部分なので、安心してきてほしいです。現在、来春の開業に向けて一緒にプロジェクトを伴走する仲間を大募集中です。一緒に長門湯本を盛り上げていきましょう!